こんにちは。
LDFをご覧頂きありがとうございます。
よく「ボーンチャイナって書いてある食器は
普通の食器となにが違うんですか?」
というご質問を頂くので、
今日はボーンチャイナについてお話ししたいと思います。
確かに食器の裏を見ると『bone china』と
書かれている食器ってありますよね。
ブランド食器は、ほぼ必ずと言っていいほど書いてあります。
私も当時はあれ?中国製なの?なんて思ってました。笑
実は『ボーンチャイナ』とは、磁器の製法を指します。
起源は18世紀ごろにロンドンで発明されましたが、
ボーンは骨を指していて、
中国磁器で多用された白色粘土が入手困難であり、
代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作していたのが
由来と言われています。
実はそれ以前はイギリスでは
金銀、スズ、真鍮、銅、木などの食器でした。
しかし中国からお茶と一緒に磁器が持ち込まれ、
たちまち西欧の貴族階級に広まり、
紅茶は磁器で飲むという習慣が一般的になりました。
そして磁器=茶器として考えられるようになり、
磁器=チャイナと呼ばれるようになりました。
その後西欧では磁器の製造が盛んになり、
中国の磁器に負けないボーンチャイナが誕生し
マイセンなど優れた磁器が生まれました。
ボーンチャイナは一般磁器と比べ、
乳白色のなめらかな固い磁器で、
微細な模様や柄の色彩を演出しやすいため、
ブランド食器はボーンチャイナが比較的多かったりします。
もちろん定義もあります。
JISでは「素地は少なくともリン酸三カルシウム、灰長石、
および、ガラス質からなり、かつ
リン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)の含有率が30%以上のもの」
とされています。
簡単にいうと、
材質においてのリン酸三カルシウムの含有率が
30%以上あるかという事ですね。
それの方が磁器が硬く、価格も高めな磁器となっています。
もちろんLDFでもボーンチャイナのティーセットを販売しています。
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これから食器やティーセットを買う時には
ちょっと裏を見て食器選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。