結婚祝いプレゼントの心温まるストーリー｜結婚祝い食器セット専門店LDF

結婚祝いプレゼントの心温まるストーリー【10年目のワイングラス】

結婚祝いのプレゼントをもらった方のリアルな心温まるストーリーを紹介します

結婚祝いプレゼントに親しい女性の友人が贈ってくれたのは、素敵なペアのワイングラスでした。
とても薄くて細い足も美しい、見るからに華やかで繊細なグラスです。
初めて箱を開けたとき、思わず「わぁっ！」と声が出てしまいました。

でもね、実はその時心の中で、ほんの少しだけ思ったんです。「困ったな」って。

だって私たちは、二人ともごく普通の会社員。
晩ごはんにワインを飲むことなんて、まずめったにはないでしょう。
ましてこんな高級そうなグラスを使う場面なんて、その時はまったく思い浮かばなかったんです。
どうせならもっと使いやすい組み物の食器とかが良かったかも・・・なんて失礼な考えも頭に浮かんだことは否定できません。
そうして素敵なワイングラスは、そのまま食器棚の奥深くにしまい込まれることになりました。

そのワイングラスを初めて使ったのは、結婚して最初のクリスマスイブでした。
いつもより気合いを入れてチキンをグリルし、マッシュポテトやパスタを作ってテーブルに並べたときに、ふとワイングラスのことを思い出したのです。
箱のまま棚の奥にしまい込んだグラスを取り出して、この日のためにちょっと頑張ったお高めのワインと並べました。

そのとたんに、いつもの食卓が一気に華やかなディナーのテーブルに大変身したのです。

初めて夫婦として迎える特別な日、クリスマス。
その喜びと感動が、その時ワイングラスの形になってテーブルの上にありました。
繊細で美しいグラスだからこそ、特別な幸せの象徴として二人の間に輝いていました。
なんとなく緊張しながら、ちょっと照れたような笑顔でワインを注いだ夫も、同じ気持ちだったんだと思います。

それからは、結婚記念日やお互いの誕生日、夫の昇進祝いなどの特別な日には、
そのワイングラスが登場することになりました。
いつもより少しだけ頑張って手をかけた料理とワイン。
軽くグラスを合わせてお祝いの言葉を交すたびに、二人でまた一つ、喜びを重ねられる幸せを実感することができました。
そしていつか、食器棚の奥からワイングラスを取り出すことが、幸せを象徴する儀式になりました。

そんな結婚生活も、もう10年。
日々の暮らしに慣れ、大きな波風もない日常を送りながら、緩やかに続く生活。
結婚当初のワクワクやドキドキはとっくに薄れてしまいました。
平穏で安全で変化がない毎日が、暮らしそのものになりました。

それでも年に何回かのお祝いのディナーでワイングラスを取り出すとき、
そして二人で目を合わせて乾杯をするとき、あの頃のドキドキが少しだけよみがえります。
結婚した当初のバタバタのことや、グラスを送ってくれた友人のことが話題に上ることもあります。

普段使いの食器や、便利な道具も良いプレゼントだと思います。
でも、本当に特別な「結婚」というイベントに贈られた「特別なプレゼント」は、
夫婦の一生の宝物にもなるのだということを、ワイングラスは教えてくれました。

もうすぐ若い友人の結婚式があります。
お祝いの気持ちを込めて、特別なワイングラスを選ぼうと思っています。
グラスとともに重なっていく幸せの象徴として、繊細で華やかなグラスを、今度は夫とわたしの二人で贈る番なのです。

神奈川県　30代女性　

いかがでしでしょうか？
贈る方も貰う方も結婚祝いのプレゼントにはステキなストーリーがありますよね。
結婚祝いプレゼントはキモチも一緒に贈れるステキなプレゼントですね。